代理母出産の子供20人に乳母16人 「大家族」を夢見る富豪夫婦にSNSは賛否両論

公開された大家族の写真には、「丁寧に育てられるのか」「愛情が行き届かないだろう」と批判が殺到している。

2021/06/08 10:00

赤ちゃん
(paulprescott72/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

一口に「大家族」といっても、いろいろな成り立ちがある。20代前半にして21人もの乳幼児を育てているある母親は、年齢が倍以上も離れた富豪の夫から「そんなに子供が好きなら代理母出産を利用し、好きなだけ生んでもらえばいい」と言われ、これほどの「大家族」になれている。

ジョージア国から飛び出した驚きの話題を、イギリスのメディア『The Sun』『Mirror』などが報じた。


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■1人産んでギブアップ

黒海に面したジョージア国の港湾都市バトゥミ。この国で愛する男性と結ばれ、幸せな結婚生活を送っているロシア出身のクリスティーナ・オズトゥルクさん(23)は、なんと21人もの子を育てているという。

今から6年前、長女のヴィクトリアちゃんを妊娠・出産した際、クリスティーナさんは「大家族を持つことが私たち夫婦の夢なのに、たった1人を産むのにこんなに長い期間がかかるなんて。お産がこんなに大変なことだとは思わなかった」と不満をもらした。

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■「代理母出産を利用しよう」

そんな妻に、夫のガリプ・オズトゥルクさん(57)は「では、2人目以降は代理母に出産してもらおう。乳母を雇い、子供部屋の隣に住み込みで面倒を見てもらえばいい」と返答した。

トルコ出身の実業家で、観光、輸送、金融業界と手広くビジネスを展開するガリプさんは、3階建ての豪邸を所有する億万長者。代理母出産とはいえ、赤ちゃんたちは生理学上は夫婦の実子であり、「愛する妻がそれで幸せなら、経費など痛くもかゆくもない」という。

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■住み込みの乳母が16人

こうして、ここ1年2ヶ月の間に、20人もの赤ちゃんが次々と夫婦に手渡された。代理母に支払った報酬は、日本円にして計2,140万円。

自宅には毎週20パックの大きなオムツの袋と53パックの粉ミルクが届き、住み込みで赤ちゃんの面倒をみてくれる16人の乳母の経費は、1年に1,050万円ほどだという。

メディアの取材に、オズトゥルク夫妻は「1歳2ヶ月から生後4ヶ月までの最高にかわいらしい赤ちゃんたちに囲まれ、6歳の娘も妹や弟たちと上手に遊んでくれる。自分たちは世界一幸せな家族です」と手放しで喜んでいる。


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■夢は100人の我が子

ガリプさんが自身のインスタグラムにそんな我が家の写真を公開すると、コメント欄は賛否両論でかなり沸いた。

「うらやましい限りです。奥様を大事にする素敵な旦那様」「我が子の数は多いほど幸せ」といったコメントもあるが、「欲張りが金の力で人を思い切り振り回している」「子供一人ひとりを丁寧に育てられるのか」「乳母任せでは愛情が行き届かない」などと、親としての倫理観を問う声はとても多い。

だが、クリスティーナさんには子供を100人持ちたいという夢がある。「今は手一杯でも、いずれまた自分でも赤ちゃんを出産するかもしれない」と語るなど、どこまでも意欲的だ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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