加藤浩次「俺は違うと思う」 大坂なおみ選手の会見拒否問題の反応に疑問

全仏オープンでの会見拒否が波紋を広げている女子テニス・大坂なおみ選手。厳しい意見もみられるなか、加藤浩次が放った言葉は…。

2021/05/31 13:30

極楽とんぼ・加藤浩次

女子テニスの大坂なおみ選手が全仏オープンで記者会見を拒否する表明したことについて、31日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で特集。「選手として会見はすべき」との声もあがる中、番組MCの加藤浩次が自身の経験を踏まえて私見を述べた。


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■選手たちの反応に疑問

同じ選手からも「メディアもスポーツの重要な一部」「大会のプロモーションの一環として選手がやらなければいけないことの一つ」といった内容の厳しい意見もみられている今回の問題。

これに加藤は、「『気持ちはわかるけどやらなきゃいけないんだ』って言ったら、今までやってきたことと何も変わらなくないですか?」と主張する。

選手と主催者どちらも歩み寄ることが必要だとし、「主催者側は強いし、当然スポンサーもついている。選手はプロとしてやらなきゃいけない。『会見も込みでしょ? だったらやりますよ』ということなんだけど、じゃあ改善しないんじゃないの? 記者会見で負けた選手が本当に嫌な思い、傷に塩を塗られるような質問されたりすることもある」と選手を守る改善も必要なのではないかと訴えた。

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■勇気ある発言を支持

さらに加藤は、「大坂さんはとんでもないことを言っているみたいな方向にならないようにしたい」とコメント。

「これを言うのは相当勇気がいりますし、主催者側にある種、反旗を翻すことでもある。自分の選手生命を失うかもしれない発言をしている人。そこに対して全体論で『まあ、やったほうがいいよ』っていう同調圧力をかけていくのは僕はちょっと違うと思う」と大坂選手に対する周囲の反応にも疑問を呈する。

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■「プロなんだからさ」で我慢するのは違う?