尾道のエモい古本屋が話題 まるで漫画や映画のような店に話を聞いた

昭和を感じる昔ながらの古本屋が大きくバズった。その感想を聞いてみた。

2021/04/27 09:35

古本屋「弐拾dB」
(写真提供:古本屋「弐拾dB」藤井さん)

故・大林宣彦監督の映画『ふたり』『あした』『あの、夏の日』の新尾道三部作でも話題を呼んだ、広島県尾道市。その尾道市にある、まるで映画のような古本屋が話題を呼んでいる。


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■築約50年の建物

そこは、築約50年の昔は病院だった建物。現在はNPO法人が管理し、1Fは古本屋として、2Fには5~6人がシェアハウスとして利用している。台所も風呂も共有といった昭和を感じるレトロさ。

古本屋店主の藤井氏は「普段のなにげない風景を投稿したら、大変なことになってしまった」と話す。この投稿には、27日午前8時現在20.2万件のいいねが押されている。

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■「昭和を感じるすてきさ」

古本屋「弐拾dB」
(写真提供:古本屋「弐拾dB」藤井さん)

「まるで映画やドラマのようだ」、「昭和を感じるすてきな写真」、「見ているとなにか癒やされる」といった称賛の声が相次いでいる。ちなみに、「部屋が傾いている」という意見もあるが、これはもともとの作りだそうだ。

また、バズる投稿をした人たちからは「通知がひっきりなしにきて、スマホの電池がすぐになくなってしまう」といった声をよく聞く。藤井氏も、途中で通知を切ったという。


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■東京や大阪からも

古本屋「弐拾dB」
(写真提供:古本屋「弐拾dB」藤井さん)

5年前にこの店を開いたが、店内には約2,000冊の古本を取りそろえており、「弐拾db(ニジュウデシベル)通信販売所」も最近オープン。「この投稿をキッカケにお店にやってきたり、通販を利用したりする人が、1人でもでてきてくれたら嬉しい」と藤井氏。

平日は午後11時から午前3時までの営業だが、「むしろ深夜のほうがお客さんはやってくる」と話す。

遠く東京や大阪からふらっと1人で店を訪れる人も。「都会できつくなったときに、尾道に寄ることで、癒やされる情感がなにかわく街かもしれない」と語った。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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