鼻ピアスを開けた1ヶ月半後に吐血した女性 劇症B型肝炎で緊急の肝臓移植に

オシャレのためのピアスでも、病気になってしまったら本末転倒。信頼のおける皮膚科で穴を開けてもらう、という人はやはり多い。

2021/03/14 12:30

鼻ピアス
(Medioimages/Photodisc/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

鼻ピアスのために開けた穴から肝炎ウイルスが侵入し、30代の女性があやうく命を落としかけた。肝臓の病気は、体調不良に気づいたときにはかなり進行している証拠だ。『RADIO.COM』や『7NEWS.com.au』などが恐ろしい話題を報じている。


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■友人オススメのショップで

アメリカ・ニューヨーク市のクイーンズ区に住む37歳のダナ・スミスさん。彼女は昨年11月の感謝祭に、ショッピングモールのピアスショップで鼻に小さな穴を開けてもらい、ピアスをあれこれ楽しんでいた。

友人たちも同じショップをよく利用しており、スミスさんは当時の様子を「店内は清潔に見えたし、友人のオススメだから安心していた」と話している。

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■1か月半後に吐血

それから1か月半ほどとなる1月10日、スミスさんはひどい腹痛を訴え、食欲も減り、翌日には嘔吐した。食あたりだろうと軽く考えていたが症状は治らず、数日後には血を吐いてしまった。

姉に付き添われて病院へ急いだスミスさんは、検査により劇症B型肝炎による肝不全が起きていることがわかり、即入院となった。

それまで健康診断で問題を指摘されたことがなく、医師は、鼻に穴を開けたピアッサーからB型肝炎ウイルスに感染した可能性があると説明したという。

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■劇的B型肝炎で移植手術

その後、脳浮腫や様々な合併症に見舞われ、意識が薄れて昏睡状態に陥ったスミスさん。昏睡状態から目覚めると、主治医のテパーマン博士から「命を救うための移植手術が行われた。あなたの肝臓は新しい肝臓です」と告げられた。

瀕死の状態だった彼女は、米国内の臓器調達および移植ネットワークを管理する『United Network for Organ Sharing』に「5日以内の移植が必要」という最も急を要する患者リストのトップに名を載せられ、35歳で亡くなった女性から肝臓を譲り受けられることに。1月17日に移植手術が成功した。


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■ピアスの穴は臭い?

しらべぇ編集部が全国20〜60代のピアスを開けている男女263名を調査したところ、「ピアスの穴が臭くなったことがある」と答えた人は全体の51.0%だった。

ピアスの穴が臭くなった経験者の割合

質の悪い金属でかぶれたり、金属アレルギーを発症したりと、トラブルの話はとても多い。定期的にピアスの穴を消毒するなど、日頃のケアが大切だ。

なお、B型肝炎ウイルスは血液、精液、体液などを通じて感染するが、施術の器具を使い回すタトゥーやピアスの穴開けにも感染リスクが伴う。

米・疾病予防管理センター(CDC)は「予防のため、誰もがワクチン接種を」と呼びかけを続けている。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年8月31日~2018年9月3日
対象:全国20代~60代のピアスを開けている男女263名(有効回答数)

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