米国とメキシコでは味が違うコカ・コーラ 有名ブランドでも世界統一ではなかった

世界中でファンが多いコカ・コーラ。アメリカへ旅行の際はぜひメキシコークの違いを試していただきたい。

2021/03/11 13:30

コカ・コーラ

世界中に熱烈なファンを持つコカ・コーラ。老若男女を問わず、喉が渇くとつい飲みたくなるという人が多いアメリカで、ここ数年メキシコで生産されているコカ・コーラは味が違うと話題になっている。

「どっちが好き?」という会話がごく自然に飛び交っていることを、イギリスの『METRO』が報じた。


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■愛称は「メキシコーク」

アメリカの人々が、「メキシコで生産され、アメリカに入ってきたコカ・コーラのほうがおいしい」と噂していることをご存知だろうか。

『メキシコーク(Mexicoke)』の愛称で親しまれているメキシコ産のコカ・コーラは、アメリカに移住したメキシコ人のために輸出されるようになった。すると、それまでアメリカ産の味しか知らなかった人々が驚いてしまった。

「メキシコークのほうが美味しい!」「香りも豊かだ」と話題になったという。

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■違いはなぜ生じた?

違いが生じた理由は大きく2点ある。アメリカで生産されたコカ・コーラは果糖ブドウ糖液糖を使用しているが、メキシコークはサトウキビ由来の砂糖を使用。自然な甘みが一層おいしさを引き立てていた。

また、コカ・コーラは世界の殆どの国で缶かペットボトルで販売されているが、メキシコークは「おいしさを保ちたい」とガラスの瓶にこだわっている。「瓶ビールのほうがおいしい」と言う人がいるのと同じ感覚かもしれない。

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■世界の有名フードブランドは?

有名なフードブランドの商品というと、世界共通のレシピを使用し、味も統一されていると思われがちだが、じつはそうとは限らない。

たとえば本家アメリカのマクドナルドには、重量感のあるクウォーターパウンダー(バーガー)があったが、日本にあるてりやきマックバーガーやえびフィレオは扱っていない。

また、コーヒーや乳製品で有名なスイスのネスレ社は、食品の安全と品質についてグローバルな厳しい基準を設けているが、添加物に関する規制は各国で異なるうえ、食文化や嗜好なども違う。原材料やレシピは、やはり微妙に異なるそうだ。


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■温度や保管条件も影響か

コカ・コーラについては、原材料や生産工程は基本的に世界で統一されているが、その土地の風土や人々がよく摂取する食品、そして保管条件などにより、味は微妙に異なることがあると公式ホームページに記載されている。

海外に出たら、その国ごとのコカ・コーラを買ってみるのも楽しそうだ。

ちなみにメキシコはコカインほか麻薬の有名な生産地だ。筆者がアメリカ留学中に知り合った米国やメキシコの友人が、口をそろえて「メキシコ産のコークはおいしすぎる。皆が中毒になっちゃうって、何かヤバいかもね!」と言って笑っていたことを思い出した。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

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