新しい彼氏になつかない子供に苛立ち… 母親が6歳息子を轢き殺し川へ遺棄

警察は「息子の命を奪ったにもかかわらず、母親には後悔や反省の色がほとんど見られない」と首をかしげている。

2021/03/06 13:00

親子・父・息子・反抗期
(Elena Goncharova/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

シングルマザーの女性が男性と交際するとき、何より先に「彼は私の子供たちを大切に思ってくれるだろうか」と考えるもの。自身も我が子の味方であるべきだろう。そんな中、米国・オハイオ州で悲劇的な事件が起きたことを『WHIO7-TV』や『PEOPLE』などが伝えている。


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■恋人と共に息子の遺体を川へ

オハイオ州で先週末、ミドルタウン市の小学校に通うジェームズ・ハッチンソンくんという6歳の男の子が、母親のブリタニー・ゴズニー(29)に殺害され、川に捨てられるという事件が起きた。計画的な犯行であったことが強く疑われるという。

また、ブリタニー容疑者と交際していたジェームズ・ハミルトンという42歳の男も犯行に協力しており、こちらも証拠隠滅および死体遺棄の容疑で逮捕されている。

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■ひと気のない野生動物保護区へ

土曜日だった先月27日、母親は「釣りに行こう」と小学2年生の双子とジェームズくんの3人を車に乗せ、プレブル郡の野生動物保護区へ。先に車に戻った母親は、ジェームズくんが車に向かって歩いてきたところで車を急発進させ、轢き殺すと遺体を車に乗せた。

双子を車に連れ戻して自宅に戻り、母親はハミルトン容疑者に連絡。翌日、ふたりでジェームズくんの遺体をインディアナ州ローレンスバーグ市のオハイオ川に遺棄した。現場では今も、警察や消防当局が遺体の回収に全力を尽くしている。

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■じつは子供が4人

犯行の動機について、母親はミドルタウン警察に「交際するようになったハミルトン容疑者に、子供たちが邪魔だと言われ犯行に及んだ」「当初は、3人とも野生動物保護区に置き去りにして死なせるつもりだった」などと供述。

双子は当局に保護され、現在はふたりをよく知る家庭に預けられている。だが、ブリタニー容疑者にはもう1人子供がいたことも判明。経済的な余裕がないとして、その子は養子に出されていた。


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■母親も恋人も無罪を主張

一貫して「犯行はハミルトン容疑者に強制された」と主張しているブリタニー容疑者。息子の命を奪っておきながら、本人には後悔や反省の色がほとんど見られず、ミドルタウン警察は事情聴取がまだ続くとしている。

今月1日の予備審問を経て、虐待、殺人、証拠隠滅、遺体遺棄の重罪に問われることになったブリタニー容疑者と、犯行に協力したハミルトン容疑者。次回は今月8日の出廷を命じられているが、現時点ではいずれも無罪を主張しているという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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