「リアルな痛みを歌詞に」 安田レイ、新曲『Not the End』で描く希望と絶望

安田レイにニューシングル「Not the End」についてインタビュー。今作は過去最高に作詞に悩んだそうで…。

安田レイ

アーティスト・安田レイが、24日にニューシングル「Not the End」をリリース。

現在先行配信中である本楽曲は、竹内涼真が主演を務める日本テレビ×Hulu共同制作のドラマ『君と世界が終わる日に』の挿入歌に抜擢されており、「絶望の中で一筋の光を信じ戦い抜く」という作品の世界観とリンクしているとしても話題になっている。

楽曲のコンセプトや制作の裏話、また最近のプライベートについて本人に話を聞いてみた。


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■最近は何してた?

———前回の『through the dark』のインタビューが昨年の4月頃。それから自粛が明け、収束に向かうかと思いきやぶり返したりと色々ありましたが、最近はいかがでしょうか。

安田:そうですね、外食が好きだから気軽に行けないことは困っているのですが、それ以外は割と調子いいです。海外ドラマも観まくってます(笑)また、こういった時にも楽曲を制作をしてリリースができるというのは本当にありがたいです。


他にもラジオの仕事などもあるので、全ての仕事がストップしたわけでもなくて。ただ、一番大切なライブができないというのは何か物足りないというか寂しいというか。


———そうですよね。ちなみにそのライブができない事による「物足りなさ」はどのように解消していたのでしょうか。

安田:普段作らない料理とかを作ってみたりしてまして…最近だと「チーズフォンデュ」を作りました。意外と簡単なんだな〜みたいな(笑)


あと、ついにホットプレートを買いまして! ステイホームの時間もあるし「今だな!」と思って買いました。たこ焼きも作れるので粉を買いに行ったら全部売り切れてて…みんなどんだけたこ焼き作ってるのってなりましたね(笑)


———(笑)料理の話ですと、最近は鶏肉をレンジで爆発させたと伺いましたが…。

安田:そうなんですよ(笑)「子供でも作れる」って書いてたので試したら、結構な爆発がおきまして…電子レンジの中がタレだらけになっちゃいました。

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■現実とのリンクした歌詞

今回の「Not the End」はミディアムバラードの切ない歌詞やメロディが特徴的。改めてどのようなコンセプトとなっているのかを本人に聞いてみることに。

安田:この楽曲はドラマのために書き下ろしさせていただいたのですが、先日に初回放送がありまして…いやぁ、本当に頑張って作ってよかったなと思いました。


ドラマは「ゾンビが現れて日常が奪われていく…」というお話なんですけど、今私たちが生きている世界も、姿が見えるわけじゃいけど「敵と戦っている」という意味ではリンクしてて。そういう今自分で肌で感じている痛みを歌詞の中に入れました。


その、今私たちが感じている「リアルな痛み」が入っている分、今までで一番作詞で悩みましたね…悩んで悩んで締め切りにも間に合わないかも〜! ってなったのは今回が初めてです。なので完成した時にはみんなで万歳ー! みたいな感じでした(笑)


———ほっこりするエピソードですね(笑)でも、やはりこのコロナ禍で今までとは異なる刺激を受けているのでは。

安田:そうですね、去年一年で何が大事なのかをすごく考えました。今までは仕事に全てをかけていましたが、よく考えたら仕事がなくなっても生きていけるけど「この人がいなかったら生きていけない」という人が近くにいることに気がついたりして。


自分の中の大切なものの優先順位がすごく変わった一年でしたね。だからこそ、楽曲ではより「大切な人と生きていきたい」という気持ちをリアルで表現できた気がします!

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■希望と絶望のバランス感