大やけど負った男性が愛する女性と結婚 「大切なのは外見じゃなくてハート」

多くの人を救い、重傷を負った男性。その男性が、愛する人と永遠の愛を誓い合った。

看病
(TolgaMadan/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

多くの人が気にしてしまう外見。ある男性は火事でやけどを負い後遺症も抱えたが、外見を気にしない女性とめでたくゴールインした。男性がやけどを負った経緯、その後の苦悩と結婚までの道のりについて、『AsiaOne』などが報じている。


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■火災発生で重傷

2015年6月の夜中に、中国・上海で暮らす男性(31)が、アパート5階の自室で目を覚ました。煙のニオイがする。そう気づいて窓の外を確認すると、消防隊が見えたという。

火災発生を確信した男性は消火活動がすぐに始まるよう祈ったが、隊員らは施錠されたアパートのゲートを開けることができず、立ち往生。「こうなったら自分がゲートを開けに行くしかない」と考えて部屋を飛び出し、隣人らのドアを必死に叩き、避難を促しながら移動した。

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■つらい治療を経て前向きに

2階まで下りると、ある部屋から火が出ていることが判明。男性は一瞬たじろいだものの「俺が行かねば」と必死に移動し、ゲートを開けることに成功した。

その後、消防隊はすぐに消火活動を開始。アパートで暮らす多くの人たちが助かったが、男性は体表面の67%がただれる重傷を負い、20回以上も手術を繰り返すことに。その後も、長く苦しいリハビリに耐えねばならなかった。

やけどの後遺症は今も残るという男性だが、2018年には、同じくやけどを負った人たちをサポートしていきたいと決意。チャリティ活動にも取り組み始めたという。

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■ピュアな愛情