2歳娘にウォッカを飲ませた夫を妻が警察に通報 「娘が飲みたがって」と釈明も
2歳の娘が飲酒する姿を自慢げに撮影した父親。その愚行は妻により通報された。
かわいい娘が成人し、一緒にお酒を飲める日を楽しみにしている父親は多い。だが、まだ幼児期の我が子に飲酒させるとは…。あまりにも愚かな父親が逮捕されたことを、米国の『ABC News』『FOX NEWS／オクラホマ』などが伝えている。
■娘を守るため夫を警察に…
米国・オクラホマ州のオクラホマシティでこのほど、ジェームズ・ワッツという27歳の男が2歳の娘にウォッカを飲ませた容疑で逮捕された。
通報したのはジェームズ容疑者の妻で、娘の母親であるブリオンカ・ピーターソンさん。スナップチャットのある動画を証拠として警察に提出していた。
■「娘はこれが大好き」
オクラホマシティ警察が裁判所に提出した宣誓供述書によれば、ジェームズ容疑者が娘にボトルごと飲ませていたのは、「スミノフ・アイス」。女性向けの甘口ウォッカとして知られるが、弱めとはいえアルコール度数は9度。急性アルコール中毒の可能性もある。
妻が保存していた動画には、同容疑者による「かわいい娘がスミノフ・アイスをふた口飲んで、酔っ払っちゃったよ。娘はこれが大好きで困ってるんだ」というキャプションも確認できるという。
■海外では重罪の扱いも
心も体も未熟な2歳の我が子に飲酒させたことは重い罪にあたるとして、ジェームズ容疑者の身柄は拘置所へと送られた。日本円にして500万円超の保釈保証金が設定されたが、この事件の通報者でもある妻が保釈の手続きを手伝うとは考えにくいという。
ちなみに日本では、年齢を確認せず未成年者に酒を提供した店は50万円以下の罰金に処せられ、親や祖父母が未成年の家族に飲酒を勧めたりした場合、20万円以下の科料に処せられることがある。
警察も態度をますます厳しくさせているが、海外に比べれば「まだまだ甘い」と言わざるを得ないようだ。
■動画サイトにもっと規制を？
幼い娘に危険なことをさせてヘラヘラと笑っている、そんな呆れた動画で妻を激怒させたジェームズ容疑者。
しらべぇ編集部が全国の20代～60代のユーチューバーを知っている人896名に調査を実施したところ、動画サイトについて「何らかの規制をかけるべき」と答えたのは全体の52.1％だった。
注目を集めたいがために過激な動画を撮影したがり、問題行動に出るユーチューバーは少なくない。犯罪めいた行為や虐待を思わせる残酷なシーンを目にしたら、決して見逃すことなく、直ちに運営者に報告したいものだ。
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（文／しらべぇ編集部・浅野 ナオミ）
対象：全国20代～60代のYouTuberを知っている人896名（有効回答数）
