「勃たなくなった」「早く果てる」 新型コロナ感染後に男性機能不全の訴えが増加中

新型コロナウイルスに関して、このところワクチンの効果や安全性についての話題が目立っているが…。

2020/12/13 09:30

勃起不全
(Korrawin/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスに感染した時に不安になるのは、もしも重症化した場合、自分が暮らす市町村の医療体制に余裕があるのかということ。そして、長期的な予後や後遺症ではないだろうか。

米国の専門家が後遺症についての興味深い話題を紹介し、『CBS News』や『NEW YORK POST』などが伝えた。


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■後遺症は他にも

「新型コロナウイルスを決して侮ってはならない」と米国の人々に訴え続けてきた、感染症が専門のディーナ・グレイソン(DenaGrayson)博士。同ウイルスに大変詳しいことから、多くのメディアに登場して最新情報を解説するなど、今や引っ張りだこの存在だ。

そのグレイソン博士が、『NBCシカゴLX』のインタビューに登場。感染者の後遺症について、大変気になることを話した。

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■感染者の男性機能が…

新型コロナウイルスの感染がきっかけで味覚や嗅覚の異常が表れ、他の症状が落ち着いた後も、それらに延々と悩まされている人は少なくない。髪の毛が大量に抜けるようになった人も、意外に多いことがわかってきた。

このウイルスはさまざまな後遺症も話題だが、グレイソン博士は最新のデータをもとに、「勃起しなくなった」「長く持たなくなった」などと訴える男性が増えていることを、インタビューで明らかにした。

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■想定の範囲だったと専門家

「新型コロナウイルスは血管系にも悪影響を及ぼすことがわかっており、男性からそうした訴えがあがってくることは、想定の範囲でした」と話すグレイソン博士。

勃起とは陰茎に大量の血液が集まり、高い圧力により起きる現象だが、性的刺激の伝達は、神経や血管の機能が健康であることが前提となる。

血管系だけではない。神経学的な合併症は時間が経つほど深刻な病状となって表れることが多いとし、博士は「感染者は長期的、あるいは生涯にわたり潜在的な合併症の発症に注意していかなければならない」と警告する。


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■現在10万人超が入院中の米国

熱も下がり呼吸器の症状も改善し、健康な体に戻ったようにみえても「それで終わりではないのが新型コロナウイルスのしぶとさ、不気味さです」と話すグレイソン博士。

現在10万人超が入院中の米国だが、感謝祭を経て現在はクリスマス商戦、そして正月までのホリデイが訪れる。ハメを外すことなく、新型コロナウイルスをどうか真剣に恐れてほしいとしている。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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