YouTuberが妊娠中の恋人をライブ配信中に死なせる 驚きの犯行動機も判明

ライバルは星の数ほどいる。そんな世界において、男は卑怯な方法で自分の動画やライブ配信に注目を集めようとした。

2020/12/06 09:30

動画撮影
(flyingv43/Getty Images Plus/画像はイメージです)

時に、より過激な方向に進めば世間の大きな注目を集め、大金を稼げるようになると思ってしまう若手のユーチューバーたち。

中にはフォロワーから煽られ、逆戻りができなくなっている人もいるようだ。悲劇的な事件の話題をイギリスのメディア『The Sun』、アメリカのメディア『HEAVY』などが報じている。


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■妊娠中の恋人を虐待致死

“スターズ・リーフレイ(Stas Reeflay)” の名で活動していたロシア人ユーチューバーのスタニスラフ・レシェトニコフ(30)が、モスクワに近いイヴァノフカという村で傷害致死事件を起こし、逮捕された。

被害者は交際していたヴァレンティーナ・グリゴリエワさんという28歳の女性で、リーフレイの子をお腹に宿していた。

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■2時間のライブ配信

ヴァレンティーナさんは、事件現場となったある借家で身体的な虐待を受け、氷点下のなか下着1枚でバルコニーに追い出され、低体温症を起こして死亡。リーフレイはその全貌を、ライブ配信アプリの『YouTube Live』で公開していた。

ヴァレンティーナさんの呼吸や脈が止まったとわかってもカメラを停止せず、自らの通報で到着した救急隊員が死亡を宣告した瞬間も、ライブ配信を続けたリーフレイ。動画を見ているフォロワーたちが喜び、自分の懐にはお金が転がり込むと信じていたという。

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■お金を払ってくれる人物も…

だが取り調べで、思わぬ事実が判明。リーフレイは「彼女を虐待する様子が見たいというフォロワーが、金銭を支払ってくれる」とし、実際に日本円で11万円強を受け取ったことを供述した。

以前もヴァレンティーナさんを殴り、唐辛子スプレーを浴びせる様子をライブ配信していたという。お金欲しさに虐待の内容がどんどんエスカレートしていったことが疑われ、警察は虐待致死の強要・教唆の事実関係についても、捜査を行う予定だ。

だがロシアの刑法では、この冷血非道な男に有罪判決が下っても、懲役は最大で2年だろうという。


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■甘すぎた活動方針

過激な行動をライブ配信するだけでお金が入り込む、という考え方に甘さがあったリーフレイ。世間はユーチューバーたちをどう見ているのだろうか。

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査を実施したところ、「ユーチューバーは楽に稼いでいるように思う」と答えた人は全体の25.9%。性年代別でのバラつきはあまりないこともわかった。

YouTuberは楽に稼いでいるように思う人の割合

切磋琢磨する、あるいは天才的なひらめきで斬新かつ秀逸な動画を制作する配信者のみが、勝ち残る。世界中の人が楽しめるYouTubeは、そんな世界であってほしいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)

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