トリミング中の子犬が舌を切られる事故 トリマーは「急に動いた」と無責任な言い訳

トリミングに預けていた愛犬に、舌を切られるという重大な事故が起きた。飼い主はそのトリマーの無責任な説明に全く納得がいかなかったという。

2020/11/16 11:30

ヨークシャーテリア・トリミング
(scorpp/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

大切な愛犬に欠かせないトリミング。しかし、はさみを使用するだけに怪我もつきもの、時にはこんな事故さえ起きてしまうのだ。そして肝心なのは、店、そしてトリマーが、まずは飼い主と犬に謝罪の気持ちを示すことではないだろうか。


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■舌の前方を失い目に涙

ブラジル・サンパウロ市のあるペットサロンで今月11日、トリミング中の子犬が舌の前方数センチほどを切り落されるという事故が起きた。

ヴァンダ・ソウザさんという飼い主の女性は、舌の先を失って涙で目を潤ませている愛犬スコットくんの写真をフェイスブックに投稿し、サロンやトリマーに対する強い怒りを吐露。15日午前の時点でシェアは2.6万、コメントは1.2万件にも及んでいる。

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■飲食を受け付けず…

舌の出血は収まり、切断の傷口も回復に向かっている様子だが、ちょっとした刺激にも激痛が走るのか、スコットくんは飲食ができず元気がない。

トリミングでは、深爪による出血やカットの際に皮膚を傷つけてしまう事故が起きることがある。だが、これほど重大な事例は聞いたことがないとして、ソウザさんの投稿は「あまりにもひどい」「絶対に許せない」といったコメントで炎上している。

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■「急に動いたもんだから…」

ソウザさんの怒りを増幅させた大きな原因が、ペットサロンとトリマーの誠意のなさだった。スコットくんを迎えに行った時、何事もなかったかのように代金を請求され、トリマーは詫びるどころか「急に動いたもんだから…」と事故を犬のせいにしたという。

個人名は一切明らかにしていないソウザさんだが、前後の投稿などから地元メディアは疑わしいペットサロンを特定して取材。事故についてもソウザさんの投稿についても、「店主は非常に怒っている」と報じている。


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■利用規約・免責事項をよく読んで

ペットホテルやトリミングを利用している最中に起きる怪我、死亡、逃亡といったアクシデント。ほかのペットと喧嘩して負傷した場合は、弁護士を立てて法的な争いに発展することも少なくないという。

そんな時の責任の所在や追及に関し、いつも利用する店がどのように考えているのか、示される利用規約・免責事項をしっかりと読んでおくことが重要になる。

たとえば逃亡や事故死などが起き、それが明らかにショップ側の過失であっても、補填の金額には上限が設けられている。その犬を購入した価格よりも、はるかに低い補填となるケースが多いことを忘れてはならないようだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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