敷地面積日本一の撮影所が必死の訴え 「スタジオセディックは破産していません」

名作映画に使われた撮影所が風評被害に。それをツイッターで訴えたところ、大きな反響が…

2020/11/05 10:40

撮影所風景
(写真提供:スタジオセディック庄内オープンセット)

山形県の西側(日本海側)に位置する庄内地方。面積は神奈川県とほぼ同じで、人口は約28万人。北に鳥海山、東には出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)があり、その山間に囲まれた庄内平野は美味しい米や農産物の産地となっている。

その自然豊かな町にある「敷地面積日本一の撮影所」がSNS上で、今、話題となっている。


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■元運営会社の破産で風評被害

山形県鶴岡市羽黒町の「スタジオセディック庄内オープンセット」は、元運営会社が破産した影響で、風評被害を受けているという。そのため、ツイッター上に、「スタジオセディックは破産していません。2014年以降別会社が運営しています」などと投稿。

この投稿が大きくバスった。5日午前8時現在、4.1万件のリツイートと4.5万件のいいねが押されており、しらべぇ編集部の取材に対して、中の人が「大変驚いている」と語った。

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■面積88ヘクタールの巨大エリア

面積が88ヘクタールある巨大撮影所内には、映画「おくりびと」で使用された銭湯「鶴の湯」がそのまま保存されている。また、直線距離2kmの間に戦国大手門エリア・宿場町エリア・漁村エリア・農村エリア・風のエリア・山間集落エリアといった6つを用意。

棚田
(写真提供:スタジオセディック庄内オープンセット)

戦国大手門エリアには全長70m・高さ6.5mの見事な門が、宿場町エリアには旅籠屋(はたごや)、飯屋(めしや)など約40軒が立ち並んでいる。1年かけて撮影のために作られた棚田も完全保存。

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■数々の映画やドラマ撮影に使用