小籔千豊、吉本新喜劇では一切ダメ出しをしない? モチベ維持する統率術

NHK Eテレで注目の新企画『社会実験ドキュメント サビ抜きで。』が15日に放送される。同番組に出演した小籔千豊を直撃した。

NHK Eテレで注目の新企画『社会実験ドキュメント サビ抜きで。』が15日22:50より放送される。

日本人から「ダメ出し」を抜いたらどうなる? という興味深いテーマを探究する30分で、番組に出演したお笑い芸人・小籔千豊に話を聞いた。


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■どんな番組?

寿司において味を引き締めるワサビは必要不可欠な存在。人生においてその関係と重なるのは「ダメ出し」かもしれない。番組では、さまざまな現場で日々起こっている「ダメ出し」をあえて無くしてみるという実験を行なった。

カリスマトレーナーによる筋肉トレーニングの効果は上がったのか、下がったのか。スパルタ指導で有名な木工所の親方に付く弟子にはどんな変化があったのか? 当たり前だったモノを引いた時、どんな予想だにしない結果が待っているのか検証していく。

番組には脚本家の中園ミホさん、社会心理学者の繁桝江里さんも出演。彼女たちとのトークの中で、吉本新喜劇座長として多くの芸人をまとめる小籔は、どう思いを巡らせたのか。直撃した。

https://twitter.com/NHK_PR/status/1305456448714027011

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■「信頼関係が大事」

———収録終えてみていかがですか。

小籔:素敵なお二人とお会いでき、喋れたことが良かったですね。

中園さんは作家の大先生なので、難しい性格なのかな、怖い人なのかなと思っていたんですが、すごく上品かつチャーミングで、おしゃべり上手で聞き上手。そういった意味で賢いお方だなと思った。

繁桝さんも心理学を研究されているかたで、僕たちよりも答えてくれたので、いつか3人でお寿司行きたいなと思うくらい楽しかったです。

———ダメ出しはする側、される側、どちらに感情移入していましたか。

小籔:僕はどっちも経験してきているので、勉強になりました。

いまは新喜劇の座長をさせていただいてますけど、座長だからダメ出しするわけではなく、先輩になったらやっぱりしなきゃいけない時があります。

ダメ出しについてすごく考えたことがあって、何回言ってもわかってくれない人もいれば、一回でわかってくれる人もいる。また一人ではなく、全体に対してはどういえばいいのかなど、いろいろなケースを考えてきたので、今日は改めてその考えが正しかったのか、間違っていたのか、検証できてよかったと思いますね。

———ご自分のことを振り返ったということですね。

小籔:秋山木工さんのVTR見ていて、(ダメ出しするには)信頼関係が大事ということが勉強になりましたし、あの社長さんみたいになりたいなと思いましたね。あのかたは本当に立派なかただと。

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■新喜劇でダメ出しは?