新型コロナのストレスで口論絶えず19歳娘が母を殺害 遺体放置でアパートに悪臭

外出制限や外出自粛が続き、「家族間に元々あったストレスが増幅した」という人は多いが…。

2020/08/24 11:30

殺人事件
(Prathaan/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、厳しい外出制限を伴うロックダウン(都市封鎖)が数ヶ月にわたり敷かれていた国は多い。「一緒に過ごす家族の時間がいっきに増えて困惑した」という話も多いが、このような最悪な事件も起きていたようだ。


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■バスタブにミイラ化した遺体

スペイン・バレンシア県で20日、ラルクディア・デ・クレスピンスという町のアパートで19歳の女と交際相手の男が殺人および死体遺棄の容疑につき逮捕された。警察は女についてのみ名を“テリ”と示している。

殺害されたのは、アパートの同じ部屋に暮らしていた実母のアナさん(45)。住民は長いこと管理人や警察に「悪臭が漂う」「我慢の限界だ」と訴えていたが、自室のバスタブ内で発見されたアナさんの遺体はすでにミイラ化していた。

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■母・娘と彼氏が3人で暮らす

アナさんはブルガリアからの移民で、夫と離婚してからは清掃や介護の仕事をしながら女手ひとつで娘のテリ容疑者を育ててきた。

ふたりは長年そのアパートに暮らしていたが、新型コロナの蔓延によるロックダウン(都市封鎖)を前に娘のテリがボーイフレンドを招き入れ、3人の生活がスタート。これにより母娘の関係が悪くなり、口論の声は隣人にも聞こえていた。

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■外出制限のなか口論が激化