体操着はなぜジャージ? 牛乳にもまつわる歴史をチコちゃんが解説

『チコちゃんに叱られる』でジャージの歴史を紹介。小さな島から生まれた

2020/07/18 06:45

チコちゃん

17日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「体操着のことをジャージというのはなぜ?」が話題となっている。

学生の頃に誰しもが着たことあるであろう体操着をジャージと呼ぶことも多いが、なぜなのだろうか。チコちゃんがその歴史を教えてくれた。


関連記事:『鉄腕DASH』長瀬智也が新企画「人脈食堂」に出演 ファンから安堵の声も

■ジャージでなくジャージー

チコちゃんの気になる回答は「ジャージー牛と同じ島で生まれたから」という。生まれた地域がそのまま名前になるケースのようだ。

まず、ジャージは本来「ジャージー」なのだという。国語辞典にも、ジャージーという言葉で「柔らかく伸縮性のある厚手のメリヤス地の布」と載っている。

メリヤス編みのことを英語では「ジャージーステッチ」と呼び、日本語では「平編み」「天竺編み」と言われる。体操着だけでなくこのような編み方をした生地をジャージーと呼ぶ。

関連記事:競技かるたの高校生オンライン大会が開催決定 『ちはやふる』描き下ろしイラストも

■ジャージー島発祥

ジャージーステッチは、イギリスとフランスの間、イギリス海峡に浮かぶ濃く味わい深いジャージー牛乳で知られるジャージー牛同様ジャージー島が発祥。

ジャージー島では、昔漁師が牛から取った毛を使って防寒用のセーターを作っていた。初代ジャージはジャージー牛だったのだ。

ジャージーステッチはジャージー島からヨーロッパに広まり、今や世界中で使われるように。流行した後、主にアメリカで、トレーニングウェアそのものがジャージーと呼ばれるようになった。それが日本でもジャージーと呼ぶようになり、ジャージとなったのではないかと解説した。


関連記事:木村拓哉、イケメンオーラが一切遮断できてないフェイスシールド姿が話題

■スウェットとは?

似たような服にスウェットがある。スウェットは1920年代にアメリカのベンジャミン・ラッセルが最初と言われている。ラッセルはシャツの糸をコットンにして表面をジャージーステッチ、裏面をパイル織りという織り方を使ったスウェット生地を開発。

汗の英語である「sweat」がそのまま名前になって、スウェットシャツ、スウェットパンツと呼ばれるものが完成した。小さな島ながら、世界中に影響を与えたジャージー島。どういった地域なのか非常に興味深い。

・合わせて読みたい→『鉄腕DASH』長瀬智也が新企画「人脈食堂」に出演 ファンから安堵の声も

(文/しらべぇ編集部・Aomi

【Amazonセール情報】ココからチェック!