沼津市内であおり運転が頻発中 市の担当者は「市民の気性も影響しているかも」

沼津市内であおり運転が多発しているという情報をキャッチ。その実態とは…

2020/05/04 15:00

あおり運転
(画像提供:あさん)

しらべぇ編集部は、1月に、鹿児島県内で、浜松ナンバーのプリウスからあおり運転の被害を受けたとの訴えを取材した。今回は、静岡県沼津市であおり運転が頻発しているとの情報をキャッチ。被害者や市の担当者から、詳しく話を聞いた。


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■日常茶飯事で起きていると被害者

被害者のあさんによると、1日午前10時30分ごろ、県道163号線の西友松町店あたりからセブンイレブン沼津原店間で、約5分に渡りあおり運転が行われていたという。

https://twitter.com/b03067172/status/1256041878517985280?s=20

まずこの車両は、被害者の車をあおった後に、追い抜いて行った。映像には、その後、再び前方の車両を執拗にをあおり、被害車両がハザードをたいて停止していたところを追い越していく様子が収められている。

沼津市内では、「あおり運転がとても多く、日常茶飯事で起きている」と、あさんは訴える。このような事態を、市はどう考えているのだろうか。

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■市民の気性も影響か

沼津市役所生活安心課交通防犯対策係は、しらべぇ編集部の取材に対して、「あおり運転だけではなく、交通事故も他都市と比較して少し悪い状況」とこぼす。また原因として、「市民の気性的なものも影響しているのかも知れない」と語った。

市内の交通状況に関しては、第二東名が開通してから港周辺を観光する客も増加し、それに伴い交通量も大変増えたとのこと。今回の現場となった場所は国道一号バイパスの裏道にあたり、スピードを出してしまう箇所にもなっているそうだ。


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■あおり運転の対策を実施中

「カーナビで案内されて、慣れない一般道を他県ナンバーの車両が迷ったり、不意な運転をすることで地元民が気が大きくなって、『何やっているんだ』ということになり、あおっている現状があるのでないか」と話す。

「決して、それがあおっていいという理由にはならない」とした上で、「市役所の窓口を訪れた市民に、あおり運転啓発チラシを配ったり、交通安全運動の際には、啓発グッズを配布するなどの対策を実施中」と述べた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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