「コロナ給付金の半分を貧しい生徒のために…」 高校教師の善意が話題に

「僕はこれまでと変わらない報酬を得ている身だから」と考えた教師が、給付金を人助けに使うことを決意した。

先生と生徒
(Image Source/iStock Editorial/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大が原因で、多くの人たちが仕事を失うなどして経済的に苦しい状況にある。そんな中、給付金を受け取ったある教師とその妻が「このお金は人助けのために生かそう」と決意。お金を差し出したことをアメリカのメディアが大きく報じている。


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■給付金の使い道

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策の1つとして、アメリカでは成人の国民全員に1,200ドル(約13 万円)が支払われることになった。

アラバマ州マディソン郡の高校で1986年から数学を教えているケント・チェンバーズさんも給付金を受け取ったが、チェンバーズさんには今も以前と変わらぬ収入があることから困惑。

「そもそも、僕はこのお金をもらう必要はない」「お金が必要な人のために使うほうがいいだろう」と考えたという。

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■生徒を助けようと決意

チェンバーズさんは、経済的にとりわけ苦しい状況にある3名の生徒を助けようと決意。匿名で生徒たちの家族に代わって公共料金を支払い、少なくとも数ヶ月は支払いの心配をしなくてすむよう手続きを済ませた。

それでも半分のお金が残ったため、チェンバーズさんはそちらを寄付金として差し出すことにしたという。

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