悪質なコロナ感染者かチャレンジか 他人の家の玄関ドアをなめる若者たち

若者から高齢者まで、全ての人が心ひとつに自宅待機を守る。これが新型コロナウイルスの終息のカギを握るといわれている。

2020/04/06 08:40

舌なめずり・女性
(RyanKing999/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスに感染しても無症状、あるいはあっという間に平熱に戻るなど非常に軽く済んでいる若者たちが大勢おり、知らぬ間に彼らから周囲に感染が広がることが懸念されている。

若者に対しては今、「自分はおそらく感染者だ」と考えて行動してほしいとの声が多々あがっているが…。


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■廊下でふざける若者たち

新型コロナウイルスの大流行によるロックダウン(外出禁止を伴う都市封鎖)が続いている米国・アーカンソー州。そのインディペンデンス郡ベイツビル市のあるアパートで、きわめて悪質ないたずら行為を働く若者たちの様子が動画で紹介され、世間を激怒させている。

動画を撮影したのはアパートの角部屋に暮らす住民だった。何やら外が騒々しいことに気付き、ドアスコープ(覗き窓)から廊下の様子を確認して驚いたという。

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■大きな口を開け舌で…

そこにいたのは2人の若い男だった。彼らは廊下を1軒ずつ移動しながら、大きく舌を出して各戸の玄関ドアのパーツをなめては大笑いし、フロスダンスすら踊っていた。

彼らが新型コロナウイルスの感染者なら唾液にはウイルスが含まれている。意図的にコロナを広める行為は断罪されるべきだ。

そして非感染者なら、不特定多数の人が押すドアチャイムを舐めることで新たに感染し、ウイルスを周囲に広めていく危険性がある。

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■戻ってきて謝罪した若者

撮影者は彼らの悪質きわまりない行為をスマホで捉え、Facebookに動画を投稿。「危険ですので皆さんも気を付けて。ドアチャイム、ドアのレバーなど扉全体を十分にアルコールで消毒してください」と呼びかけ、動画はみるみる拡散した。

そして数日後、問題の若者が撮影者宅の玄関前に再び戻ってきて、反省と謝罪を述べると帰って行った。世間が予想したとおり、その行為は今アメリカの若者の間で流行っている『コロナウイルス・チャレンジ』の一環だったという。


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■許されないチャレンジ動画

ショートムービー満載の「TikTok」では、ヒマを持て余している若者を中心に『コロナウイルス・チャレンジ』の動画投稿がこのところ大きな注目を集めていた。

しかし、誰が使用したかわからない便器をなめるチャレンジを行った男性は、その後に新型コロナウイルス感染症を発症して入院。そのニュースは愚行を働く若者らへの大きな警鐘となった。

TikTokの運営者も事態を重く見ており、すでに「コロナ関連の悪質なチャレンジ動画はすべて削除する」と発表している。


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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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