広がる槇原敬之逮捕の衝撃と影響 芸能界は薬物犯罪に甘いのか

槇原敬之の逮捕で再認識させられた芸能界の薬物汚染 その要因はやっぱり甘さ?

逮捕
(Igor Vershinsky/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

しらべぇでも既報の通り、歌手の槇原敬之が覚醒剤取締法違反で逮捕された。日本全国に衝撃を与えるとともに、曲の差し替えなど影響も広がっている。

槇原容疑者は1999年にも覚醒剤所持で逮捕されており、罪を償ったあとに芸能界復帰。その後作詞・作曲を手掛けた「世界に一つだけの花」が大ヒットするなど、日本を代表する歌手になっていただけに、驚きが大きいようだ。


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■芸能化は薬物犯罪者に甘い?

セカンドチャンスを活かしている感があったにもかかわらず、同じことを繰り返してしまった槇原。一般人からは「芸能界の薬物犯罪者に対する甘さが罪を招いたのでは」との指摘がある。

しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女1,798名を対象に実施した調査では、61.3%が「芸能界は薬物犯罪者に甘い」と回答。

薬物犯罪者となっても、簡単に元の地位に戻ることができる芸能界。「甘い」と感じている人は、かなり多いといえる。

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■中高年が厳しい認識

「芸能界は薬物犯罪者に甘い」と考える人を年代別に見ると、顕著な傾向が出た。

中高年の割合が高く、50・60代は7割が「甘い」と回答している。組織のなかで様々な苦労を重ねながら生きてきた人が多い世代だけに、地位が保全されることも多い芸能界に「甘さ」を感じているのかも。


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■「甘い」と考える人の声は…

「芸能界は薬物犯罪者に甘い」と指摘するのは、60代のAさんだ。

「一般社会なら薬物犯罪をした時点で懲戒解雇は間違いなく、同じ会社や地位に復職することは99%できない。芸能界の場合、罪を償って戻ってくることが前提で話が進められているような気がして、違和感を覚える。


薬をやっても芸能界に復帰できる甘い考えが、薬物を蔓延させている要因なのでは。そういう社会といえばそれまでなのですが、そんな世界では薬物犯罪者はこれからも出続けるはず」


毎年のように芸能人が薬物犯罪を重ねている近年。芸能界全体で、対策を考える必要があるのでは。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年12月13日~2019年12月18日
対象:全国10代~60代の男女1,798名 (有効回答数)

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