コロナウイルス感染地域でペット5万匹が餓死の危機 飼い主が家に戻れず

渡航禁止措置により、避難先や旅行から戻れなくなったなどの理由で家に戻れず、ペットが餓死の危機にさらされている。

2020/02/07 10:30

ペット
(kozorog/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルス感染症の影響で、今や市全体が封鎖の状態にある中国・湖北省武漢市。そこで、少なく見積もっても5万匹のペットが餓死の危機にさらされた状態と各メディアで報じられ話題になっている。


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■家に戻れない

新型コロナウイルス感染症が最初に確認され、発症者数も多い武漢。そこでは中国の旧正月にあたり、大型連休の時期とされる春節の前から、大勢の市民が移動を始めていた。

そんな中、中国当局による異例の封鎖措置のため、春節の旅行に出た人が武漢市の自宅に戻れなくなったり、市外での避難生活が長くなったりすることで、家の中で多くのペットが餓死する恐れがあると明らかになってきた。

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■少なくともペット5万匹が…

武漢市の周先旺市長はこのほど、「春節を前に約500万人がよその土地に移動し、少なくとも5万匹のペットが自宅に残されたまま。全国から集まった動物保護団体のスタッフが救助に奔走しているが、なかなか追いついていない」と発表した。

ペットが餓死し、腐敗した状態で放置されれば衛生上の新たな問題を生む。緊急の対策が必要なようだ。

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