人気漫画の実写化で「ラーメンハゲ」がトレンド入り ファンが嘆く理由とは

「ラーメンハゲ」なるパワーワードがトレンド入りを果たした背景には、人気漫画の実写化が絡んでおり…。

鈴木京香

ツイッターの「トレンド」をチェックしている人には分かると思うが、「何故こんなワードが?」と目を疑うような単語がトレンド上位に突如現れるのはよくあること。28日午前には「ラーメンハゲ」という、あまりにも強烈なパワーワードが上位に浮上している。


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■ラーメンハゲの正体

「ラーメンハゲ」に関するツイートを遡っても、「とうとうラーメンハゲがトレンド入りか…」「やっぱラーメンハゲを期待していた人は多かったんだな」など「ラーメンハゲは一般教養」といったスタンスのツイートがズラリと並ぶ。そのため、「ラーメンハゲとは何なのか?」とモヤモヤした一般ユーザーも多いことだろう。

じつはこのフレーズ、『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて連載していた漫画『らーめん才遊記』の登場人物を指す俗称なのだ。

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■大人気カリスマキャラクター

そのキャラクターの名前は芹沢達也。フード・コンサルティング会社の社長を務める芹沢は、作中でラーメンに対する飽くなき探究心と知識を披露していく。

薄笑いを浮かべて厳し目な言葉を放つ芹沢の姿には威圧感を感じるが、その言葉は至極正論。たとえば作中に登場する「わざわざクレームをつけてくるようなヤツは無能ゆえに暇を持て余していて、そのくせ無闇にプライドだけは高く、嫉妬深いクズのような人間だ」という台詞は、ファンの間ではネット社会の闇を突いたような名言として認知されている。

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■「ラーメンハゲ」が奪われた日

あまりに立ちすぎたキャラクターと、眼鏡にスキンヘッドという風貌から「ラーメンハゲ」という呼び名が定着した芹沢。しかし4月からテレビ東京系で放送されるドラマ『らーめん才遊記』では、芹沢の設定が女性に変更され、女優・鈴木京香が同役を務めるという衝撃の事実が28日にアナウンスされた。

長年親しんでいた「ラーメンハゲ」が「ラーメンハゲでなくなってしまった」現実にショックを受けた多くのファンが悲しみのツイートを投稿し、トレンド入りの後押しとなったのは想像に難くない。


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■嘆きの声の中には…

ショックを受けるファンが多いことは事実だが、中には「ラーメンハゲの想いを汲んだ」ガチファンも。合理的な性格の芹沢目線に立った「坊主のおっさんを起用するより、美女を出演させたほうが視聴率がとれる」という意見がツイッターでは散見された。

さらには、「鈴木京香が坊主になってラーメンハゲ化する可能性もあるぞ」と望みを捨てないファンもいるよう。賛否の声が上がる漫画の実写化だが、ここまで大盛り上がりを見せるのは作品が広く愛されているという証左に他ならないだろう。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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