「ねぇ、マイク・タイソンしてもいい?」 恋人の耳元で囁いた女が蛮行

見かけではわからないその人物のなかに潜む狂気性。それこそが怖い。  

2019/12/31 17:20

ささやき
(rtiom/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

交際中だったその女の持つ狂気性を、男性は理解していなかった。外出先の駐車場で女は彼の耳元でふと奇妙な言葉を囁いたという。そして…。


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■「恋人にやられた」と男性

米国ユタ州デイヴィス郡のソルトレイクシティで12月24日、1人の男性(プライバシーを重んじそれ以上の情報は明らかにされず)が右の耳元からダラダラと血を流しながら病院に運ばれてきた。

耳介がパックリとちぎれているため医師は動物による咬傷といった事故を疑ったが、本人の説明はそれとは異なった。恋人にやられたのだという。

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■「強い衝動にかられた」と女

恋人がいきなり男性の耳介を噛み切ったという事実に驚いた医師は警察に通報。これによりデイヴィス郡の保安官事務所が男性と交際していたアンジェリカ・ロバーツという女に事情聴取を行った。

ロバーツは素直に犯行を認め、単独かつその時の衝動で行ったものであることを供述。さらに警察を驚かせる言葉を放ち、家庭内暴力における傷害の容疑で起訴が決まると身柄は拘置所へと送られた。

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■蛮行の直前に意思を告げる

ロバーツは男性と一緒に乗っていた車のなかで、ふと彼の耳に噛みつき、食いちぎってみたいと感じたといい、本人にはしっかりとその恐ろしい衝動と意志を示していた。

「ねえ、あたしマイク・タイソンしたくなっちゃった」と男性に告げたというのだ。

「マイク・タイソン」という名を、耳を噛み切るという蛮行の動詞として用いたロバーツ。続いて、意味が分からず拒否もしなかった彼の耳にガブリと歯を立てたと供述している。


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■マイク・タイソンと言えば…

昭和生まれでなくとも、格闘技やボクシングが好きな人なら非常に強いパンチ力が武器だった元プロボクサーの「マイク・タイソン」のことはご存知だろう。

1997年6月、WBA世界ヘビー級タイトルをめぐり彼の挑戦を受けた王者イベンダー・ホリフィールドが3ラウンドで右の耳介を噛み切られた事件は、タイソンの筋金入りの「悪さ」を最もよく表しているエピソードだ。


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■その言葉にピンと来ない若者も

若い世代では、そんな言葉を言われても「ピンと来ない」「意味不明」という者も増えている。

このたび被害にあった男性にしても、耳元で「マイク・タイソンしてもいい?」などと囁かれた瞬間に彼女から離れ、身構えるなどすればこんな惨事に見舞われずに済んだのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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