街で刺された女性が死を覚悟 執念の行動が犯人逮捕につながる

米国で起きた刺殺事件が話題に。重傷を負い死を覚悟した女性は、冷静な判断で命が尽きる前に容疑者確保に貢献した。

横たわり叫ぶ女性
(Mitsuru Yamaguchi/a.collectionRF/Getty Images Plus/写真はイメージです)

背後からいきなり刃物を突き刺され、致命傷を負ったある女性。迫る死を意識しながらも、「犯人を野放しにしないで」「絶対に逮捕してほしい」との執念で女性は絶叫。駆け付けた警官隊に情報を提供したことが、容疑者の身柄確保につながった。


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■凶悪事件発生

裁判所の文書を元にした報道によると、12月14日、サンフランシスコでラタネット・マクダニエルさん(35)が突然襲われた。歩いていた背後からいきなり駆け寄った容疑者が、刃物で背中を深く突き刺し逃走。

被害者は刺された重傷を負いながらも偶然近くに停車したバスにすがりつき、窓を激しく叩きつけながら「助けて!」と絶叫する。その後ほどなくして力尽き地面に倒れこんだが、意識を失うことなく情報提供を試みた。

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■死を意識した被害者

突然の襲撃で深い傷を負い、「もう間もなく息絶える」と確信。駆け付けた警官隊が「もうすぐ私は死んでしまうの」「私の命はもうもたない」と繰り返しつぶやいているのを発見。

このとき被害者の肺まで刃物が届いたとされ、かなり苦しい状況にあったことは間違いない。それだけに、一刻も早く犯人について話さなくては、と焦っていたとみられる。

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■女性が明かした内容