「ユーチューバーも当てはまる可能性」 脱税の注意喚起が話題に

人気YouTubeチャンネル「遊楽舎ちゃんねる」が新作動画をアップ。ユーチューバーに対し、脱税への注意をうながした。

■衣装でも経費にはならず…

その後、話題は衣装代や旅行代へ。いつも同じ格好で動画に出演している店長だが、税理士によると「経費としては認められないんです」と言われたそう。

さらに旅行代は「一番ユーチューバー引っかかるかもしれない」ポイントとのことで、テレビ番組であるユーチューバーが「ユーチューバーは何でも経費になる」「そこで撮影をすれば経費になるんです」と語っていたことに触れ、「じつはこれ、非常に危険な考え方」と続ける。

店長によると実際に撮影を行なったとしても、滞在時間のうち実際に仕事をした時間の割合だけ、経費にできるそうだ。


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■「按分」とは?

個人事業主には常識的な税知識だが、経費には「按分」という考え方がある。支出のうち何割を事業用として経費計上して、残り何割を家庭用にするか……という話と考えてもらうとわかりやすい。

たとえば個人事業主は、自分が住んでいる家の家賃(地代家賃)を経費にすることができるのだが、「オフィス」である以前に「住居」としても使用しているため、適正割合以上を経費として計上してしまうと、税務署から指摘を受ける可能性があるのだ。


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■日本は税金が高すぎる?

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,589名に税金について意識調査を実施したところ、半数以上が「日本は税金が高すぎると思う」と回答している。

納税は国民の三大義務のひとつである反面、学校教育で習うことがあまりない。若いうちから活躍する人も多いユーチューバーだが、今後、税金まわりでの騒動が起こってくる可能性は少なくないだろう。

そんななか、個人事業主目線で経費について語ってくれた店長。駆け出しの同業者に需要がありそうな内容なので、第二弾にも期待したいところだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年2月1日~2019年2月4日
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)

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