小学生が教師に「こんな算数の問題があるか!」と激怒 その理由とは…

児童が過剰に反応したのか、それとも出された問題が悪かったのか…?

■母も学校に激怒

「あの算数の問題は良くないです」「人の体重を比較するなんて良い事じゃありません」という内容を記したメモを添えてプリントと一緒に提出したという児童に、母親も同意。

「正直な話、ショックを受けました」「あんな問題で子供たちに算数を教えるなんて無責任です」と語っているが、業者から購入したプリントを配布したという学校側は、母子の主張に全く同意していない。


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■学校側の主張

児童とその母親は学校の謝罪と改善を期待していたのだろうが、学校側は「これは重さを教え比較させるだけの問題であって、何かの価値を問う問題ではありません」とのコメントを発表。担当の教員は児童の言い分に反論しなかったという。

「この母子は過敏に反応しすぎ」という世間の声も皆無ではないが、こういう問題にただならぬ反応を示す女子も実際にいる。英国では、「朝食の総カロリーを計算しなさい」という問題で思春期の少女がパニック状態に陥り、試験会場から飛び出したケースがある。

児童・生徒の理解に役立つ問題を提供しようと努力する先生たちだが、今やそれに対する評価やリアクションまで想定せねばならぬ時代になったようだ。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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