川崎・登戸刺傷、現場で行われた「トリアージ」とは… ネットで動揺広がる

川崎市・登戸駅付近の19人が負傷した事件現場で行われた、「トリアージ」という対応。インターネット上では様々な反応が…

2019/05/28 14:30

登戸死傷事件

28日、神奈川県川崎市の登戸駅近くでスクールバスで通学する小学生や通行人などが、刺身包丁を持った男に次々と襲われる事件が発生。

18人が負傷し、小学4年生の女児を含む2人が死亡した。事件発生当時、現場で行われたと報じられた「トリアージ」という言葉に、ネット上で動揺が広がる事態となっている。


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■トリアージとは

東京都福祉保健局ホームページによると、「トリアージ」とは…

「災害発生時など多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めること」


とあり、災害時などに現存する医療スタッフや医療品・医療機能を最大限に活用して、可能な限り多くの傷病者を助けるために行われるとも説明されている。

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■優先度は4段階で判断

トリアージでは傷病者の優先度を4段階で判断される。平成31年1月発行の「トリアージハンドブック」によると…

・第1順位「赤」:最優先治療群(重症郡)、生命を救うため、直ちに処置を必要とするもの


・第2順位「黄」:待機的治療群(中等症群)、多少治療の時間が遅れても、生命には危険がないもの、バイタルサインが安定しているもの


・第3順位「緑」:保留群(軽症群)、軽易な傷病でほとんど専門医の治療を必要としていないもの


・第4順位「黒」:無呼吸群・死亡群、気道を確保しても呼吸がないもの、すでに死亡しているもの、又は明らかに即死状態であり、心肺蘇生を施しても蘇生の可能性がないもの

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■ネット上では批判の声も