「九九」苦手な人必見! まさかの裏技に「スゴすぎる」と称賛相次ぐ

『月曜から夜ふかし』にて「九九に関する対処法」が披露され、話題となっている。

かけ算九九
(XiXinXing/iStock/Thinkstock)

かけ算九九のことは、もちろんご存じだろう。日本では義務教育の初期段階で必ず覚えさせられる、1桁乗算の暗記方法だ。たとえば、「4×8=32」を「しわさんじゅうに」と覚えただろう。

4日深夜放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)にて、「様々な対処法を教えてあげたい件」と題するVTRがオンエアされ、この中で披露された「九九に関する対処法」が一部で話題を呼んでいる。


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■九九が苦手な大人は意外に多い

番組では、街頭で一般の男女を対象に九九を出題するロケを敢行。「9×7」と出題された初老の男性は「35」と半笑いで答え(正解は63)、「そろばんが得意」と豪語する若い女性は「9×8」に「78」と自信満々に回答した(正解は72)。

ドレッドヘアの若い男性は、「9×4」という問いに「22」と即答し、少し考え直してから「32」と言い直すも、やはり不正解。諦めない彼は足し算で対処することを決意するが、「9が4個……32!」と、どうしても誤答を導き出してしまう(正解は36)。

もちろん、オンエアには乗らなかったがスラスラと答えた回答者も多数存在したことだろう。しかし、番組の恣意的な編集はここでは問題ではない。事実として、9の段を正確に答えられない大人が一定数存在するということが重要なのだ。

しらべぇ編集部の調査でも、一定の割合で九九を苦手と感じている大人がいることがわかっている。

九九を全部言える自信がない年代別グラフ

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■なぜ九九が覚えられないのか

日本の学習指導要領において、小学校低学年の段階で徹底的に叩き込まれるかけ算九九。あらゆる数学の基礎中の基礎となるため、完全な習得が求められるが、実際の行程が「呪文のようなものの丸暗記」に近いことから、苦手意識を持つ児童は多い。

しかし、連立方程式などの応用的な段階へ進むために九九はなくてはならない基礎体力のようなもの。それどころか、極めて初期段階である2桁の乗算や除算ですら、九九なしでは効率的に解くことができない。

学校では1の段から順に教えていき、最後に9の段を覚えることになっている。そのため、数字の小さな段は繰り返し「唱える」機会も自然と多くなり、3の段や4の段あたりまでは問題なく体に染みついているという人が大多数だろう。

にもかかわらず、終盤に差し掛かるほど記憶が怪しくなってくると主張する大人は意外に多い。これは、習得段階で7の段や8の段を「唱える」回数が絶対的に少ないことや、「7×3」など対となる数が小さい場合はすでに覚えている「3×7」を逆にすれば答えが導き出せるため、労力をかけて覚える気力が沸きにくいことが大きな原因であろうと考えられる。

テレビのバラエティ番組などでおバカタレントに出題される九九の定番が「7の段」となっているのは、そのためとの説も。

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■10本の指で即座に9の段を攻略