児童養護施設で育った男性が『ねほぱほ』に登場 「結婚式は施設で」と夢を語り視聴者号泣

『ねほりんぱほりん』(NHK)に児童養護施設で育った男性が登場し、当時の生活を語った。

ねほりんぱほりん

14日に放送された『ねほりんぱほりん』(NHK)に、児童養護施設で育った男性が登場して、話題を呼んだ。

児童養護施設には、虐待や貧困、両親との死別などで児童相談所に保護され、家に帰せないと判断されると入所することになる。なお、施設は原則18歳で退所しなければならない。


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■児童養護施設での生活とは

「親に会ったことはあるが、暮らしたことはない」と語る男性の施設歴は16年。男性が、冒頭から「兄は家で暮らしていた」と暴露すると、司会のYOUは思わず「不可思議だ…」と首を傾げた。

男性が入所していた児童養護施設には野球ができるほどのグラウンドがあり、男子と女子で寮の建物が分かれているという作り。

食事は給食のようなメニューで、リクエストはできず、出前は人数が多いため取ることがなかったという。そのため、男性は「ピザも寿司も食べたことがなかった」と語った。

高校生になると、男性は施設から遠い高校に入学し「施設に入所している」ということは隠して通っていたという。なお、その頃は「母親の体が悪く、祖母と住んでいる」といった嘘の設定を使っていたと暴露した。

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■「施設で結婚式を…」視聴者号泣

そんな男性の将来の夢は、施設の講堂で手づくりの結婚式を挙げることだそう。その結婚式には、施設の職員や友だちなどを招待し、自分の奥さんになってくれる人には「「これが僕の家族やで」みたいな感じで言いたいな」と、願望を語ってくれた。

この将来の夢を聞いて、感動する視聴者が続出している。


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■60代以上が最も「親を尊敬」

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,363名に「親を尊敬しているか」という調査を実施。

親を尊敬
60代以上の55.4%が最も「親を尊敬しているほうだ」と回答した。対して20代は40.0%。親への敬意は上の世代ほど高い傾向だが、こうした社会的な背景も、今回の感動を生んだのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名 (有効回答数)

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