乳がん検診「痛い」「被ばくの心配」も解決 世界初のマンモグラフィを神戸大教授が開発

神戸大学教授が、世界初の革新的な技術「マイクロ波マンモグラフィ」を開発!

2018/10/21 13:00

ピンクリボン
(noipornpan/iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

毎年10月は「ピンクリボン月間」。乳がんの正しい知識、乳がん検診の早期受診の推進など、世界中で行っている啓発キャンペーンだ。ピンクリボン月間に、素晴らしい情報が届いた。

神戸大学の木村建次郎教授が、世界初の乳がん画像診断システム「マイクロ波マンモグラフィ」を開発したそうだ。


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■「痛い」「X線による被ばくの心配」

早期発見で9割以上が治るといわれているが、毎年、日本だけでも14,000人以上(世界で52万人以上)が亡くなっている「乳がん」。

これまで乳がん検診は、撮影時に乳房を板で挟む「X線マンモグラフィ」で行っていることが多い。これには、「涙が出るくらい痛かった」という声や、X線による被ばくのリスクをおそれ、定期的な検診を受ける女性は減少傾向にあるという。

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■革新的な技術「マイクロ波マンモグラフィ」

木村教授のチームが開発した「マイクロ波マンモグラフィ」では、微弱な電波を出す発信機を使って検診を行う。乳房の表面を軽くなぞるようにスキャンするだけで、乳房の中を立体的に3次元画像で映し出すという。

乳房表面をなぞるだけのため、もちろん痛みはない。さらに、乳房に当てる電波は携帯電話の1,000分の1以下であり、被ばくの心配もないという。

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■がんの発見が困難な「高濃度乳房」にも