小児外科の緊張感の中で光る 『グッド・ドクター』藤木直人演じる高山の安定感

小児外科のエースとしての活躍に加え、高山の笑顔と厳しさが物語を引き締めている

山﨑賢人演じる主人公・新堂湊のピュアな言動が周囲を少しずつ変え、チームとしての活躍が魅力に加わった『グッド・ドクター』(フジテレビ系)。

そんな小児外科の中心として欠かせないのが、藤木直人が演じるエースであり、プロフェッショナルとしての厳しさで物語を引き締める主任・高山誠司の存在だ。


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■高山の葛藤

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

物語の序盤は湊が「いつも鬼みたいに怒ります」と言うほど、つらく当たっていた高山。

山崎賢人,藤木直人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

湊の豊富な知識や高い洞察力を認める部分は見せながらも、小児外科医になることを頑なに否定する言動に、高山を信頼する瀬戸夏美(上野樹里)ですら疑問を持ち、詰め寄るほどだった。

藤木直人,吉村界人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

その理由は第1話の終盤から、高山が見つめていた写真の青年――自閉症の弟・雅也(吉村界人)。かつて自動車整備士になりたいという雅也の夢を後押しし、結果的に死なせてしまったトラウマを持つ高山は、夢を追いかける湊が同じ轍を踏んでしまうことを懸念し、苦手なコミュニケーションが必要な現場から遠ざけようとしていた。

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■湊の成長と夏美の言葉が…

上野樹里,藤木直人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

雅也のことを夏美に打ち明けた高山は、自分が過剰に湊に雅也を重ねていることを少しずつ自覚する様子も。

山崎賢人,城桧吏
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

一方、つらく当たられながらも、尊敬する高山の言葉をきちんと学びに繋げていた湊は、高山に言われたことを守り、医師として安易に可能性の話をしない成長を見せる。

藤木直人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

自らもプロフェッショナルとして小児医療に携わる高山に、懸命に子供の未来を守るため、手術の方法を模索していた湊の医師としての姿勢が響かないわけもなく、成長ぶりを報告する夏美に「チームとして最善を尽くせる医師になれれば、それでいいんじゃないですか?」「高山先生だからこそ、彼の夢を守れるはずです」と言われ、態度を改める姿には多くの反響があった。


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■高山の「新堂が正しい」が嬉しい

藤木直人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

序盤でも「新堂が正しい」と高山が言うと、大きく盛り上がったTL。揺るぎない優秀な医師である高山の安定感を見ているからこそ、その価値の高さを感じられる言葉でもある。

山崎賢人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

高山に認められたことで、湊がより生き生きと自信を持って診療する姿が増えただけでなく、さらに信頼して積極的に意見を求めたり、任せようとしたりするのを聞くと、湊が喜ぶのと同じように、嬉しい気持ちになるコメントが…。

また、前回の第8話では手術中にパニックになった湊を落ち着かせたのが、高山の声だったことに、二人の間の信頼感を感じてしみじみする人のコメントも多かった。


山崎賢人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

そんな尊敬する高山の下で着実に成長する湊だが、周囲に目を向けると父親のような存在の司賀明(柄本明)院長はステージ4の胃ガンで、「もしこのままここがなくなり、私がいなくなった際には、どうか湊のことをよろしくお願いいたします」と高山に頼んでいる状態。

副院長・猪口隆之介(板尾創路)の画策で、病院は高齢者向け療養施設へと変わるために小児外科が存亡の危機に…。

担当する森下伊代(松風理咲)は移植が必要な深刻な状態で、伊代が密かに恋している滝川亮平(萩原利久)も、かなり治療が難しい状態のよう。

高山の指揮の下、夏美や湊たち小児外科チームは今回も難しい局面を乗り越えて行けるのか――今夜10時から15分拡大SPで放送される第9話にも、多くの注目が集まりそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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