橋下徹氏、高校野球の「球数問題」に警鐘 「感動のため才能を潰す」と共感の声

「選手自身は投げたいはず」との声もあがるなど注目を集めている。

橋下徹

秋田県勢103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業と、絶対的王者として君臨した大阪桐蔭がぶつかり、大いに盛り上がった夏の甲子園大会。

しかし、それを感動だけで終わらせるべきではないと、前大阪市長で弁護士の橋下徹氏(49)が警鐘を鳴らし、話題になっている。


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■吉田選手の負担を解明すべきと警鐘

今大会で、金足農のエース・吉田輝星投手が1回戦からの6試合で投げた球数は、合計881球。決勝のカードでは、蓄積疲労と猛暑の影響もあり、試合中盤に「足が動かなくなった」と話していたほどだ。

これを受け、橋下氏はツイッターで、「大阪桐蔭と金足農業のメンバーには敬意」とした上で、「金足農業の吉田選手を美談で終わらす間は、日本のスポーツ界に未来はない」と警鐘を鳴らした。

そして、「(登板過多が)吉田選手にどれだけの負担がかかり、選手寿命をどれだけ縮めたのかを科学的に明らかにすべき」と、自身の考えを述べている。

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■橋下氏の意見に共感の声相次ぐ

橋下氏が言及した高校野球の「球数問題」について、「Yahoo! ニュース」やツイッターでは同様の考えを示す人が続出。「選手の体が一番優先されるべき」といったコメントが相次いでいる。

「チームの事情、本人の意思、いろいろあるとは思うが美談にしてはいけない。選手の健康や将来が何より優先されるべきこと」


「球数制限に反対する論旨のほとんどが一瞬の感動や少子化、チーム構成問題をあげていることが不思議。スポーツ選手としてのピークが高校生で、そこで優秀な野球選手の才能が終わる。選手個人の人生を考えないでいいんですか?」


「甲子園での活躍も大事かもしれないが、その後の野球人生も大事。壊れて将来を棒に振っていいわけがない」

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■「大人が仕組みを変えるべき」との声