インド人が初めて烏龍茶を飲んだ結果→なぜか激ウマ『ウーロンカレー』が完成

予想外すぎるウマさ…インド人がカレーに烏龍茶を入れた結果

提供:サントリー

日本の夏に定番のバーベキューやキャンプの料理といえば、焼肉以外だとやはり『カレー』だろう。

そんなカレーに合う飲み物は『烏龍茶』が鉄板だが、日本式のカレーだけでなく、本場インドのカレーにも合わせることができるだろうか?

 

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烏龍茶とインドカレーの相性は

アラビア料理にもバーベキューの本場・アメリカのBBQにも烏龍茶は合うことが過去の取材でも明らかになっているが、インドカレーに合うのかも確かめたい…。

ということで飛行機に乗り向かったのは、インドの首都・デリー。空港へ降り立った瞬間からカレーの匂いがすることにおどろいたが、街中はさらにカレーの匂いがムンムン。

 

■当たり前だがカレーやスパイスの店がたくさん

インドの下町オールドデリーにはスパイス店が山ほどあり…

カレーの店も無数に存在する。

 

■インドの主婦が烏龍茶を初めて飲む

だが、今回はオールドデリーにあるようなカレー店に烏龍茶が合うのか確かめてもらうのではなく、あえて家庭の主婦に烏龍茶とカレーの相性を確かめてもらうことに。

日本の家庭で定番のカレーに合う烏龍茶をインドの家庭で食べられるインドカレーに合うか確かめるには、家庭の主婦がイチバンだ。

そこで試してもらうのは、インドの中でも比較的お金持ちな人が集まる高級住宅街・パサントクンジで人気の弁当屋を営む兼業主婦のルチーさん。

彼女が合うと言えば、家庭のカレーにも本格的なレストランのインドカレーにも合うことが確かめられるハズ。

 

■インド主婦「烏龍茶をカレーの素材にしたい」

 

「これは紅茶? すごくさっぱりしていてインドの紅茶にはない味ね。

インドではお茶を飲みながら料理を食べることはないんだけど、これなら水とおなじように食事に合わせられると思う。

あと、色も美しいし料理(カレー)を作るときにも使えそうね。ちょっと試していいかしら?」

 

と、烏龍茶とインドカレーの相性がいいこともサラッと言いつつ、なんと烏龍茶をインドカレーを作るときの素材にしたいと言う。まさかのウーロンカレーを作る流れにビックリ…。

 

■豆カレーに烏龍

まずルチーさんが思いついたのが、豆カレー用のひよこ豆を煮るときに、水ではなく烏龍茶を使うという方法。

インドでは豆カレーの色は濃ければ濃いほど美味しそうに見えるらしく、仕上げに紅茶の茶葉を入れて色を出すことがあるのだとか。

だが、そうすると紅茶の渋みがカレーに移ってしまうため、使い方がとても難しいそうだ。そこで烏龍茶を使い豆を煮れば、濃い色も出せ渋みもつかないのではとルチーさんは考えた。

 

烏龍茶を使うことで色濃くより豆の甘みを引き出す

豆を煮たあとはカレーソースと合わせ、さらに圧力鍋で煮込んでいく。ルチーさんの家の圧力鍋は使いすぎて圧が弱まってきており、スプーンをはさんで調整しているらしい(笑)。

そして『パンジャブ風豆カレー 烏龍茶の香り』が完成。確かに色が濃く、香りも良くて超おいしそうだ。

 

■チキンカレーにも烏龍

次にルチーさんが考えたのが、チキンカレーを煮込むときに烏龍茶を入れる方法。

ルチーさんが得意とするパンジャブ風バターチキンカレーは、カレーソースに生の鶏肉のぶつ切りを入れ、煮込んでいく。

 

烏龍茶が鶏の臭み消しに役立つ

そのためやや鶏の匂いが気になってしまうこともあるが、烏龍茶を入れることによりさわやかなお茶の香りで、鶏の臭みを消す効果を期待しているようだ。

ルチーさんかなり烏龍茶が気に入ったのか…

ドバドバドバッと一気に烏龍茶をカレーに投入していく。「渋さもないし味がさわやかだから、たっぷり入れたほうがきっと美味しいわ!」とのこと。

 

■インドの若者もすぐに気づく美味しさに

あとはフタをして鶏肉に火が通るまで煮込めば『パンジャブ風バターチキンカレー 烏龍茶仕上げ』の完成だ。

なにを作っているのか気になったのか、息子のアンシ君が様子を見に来た。

ちょっと味見をすると…「ウマっ! もう少し煮たほうがいいかもだけど、いつもと味が違うね」と、すぐに烏龍茶を使ったことを見抜いたようだ。

 

■見るからにムチャクチャウマそう

チキンカレーの煮込みも終わり、2つの烏龍茶を使ったカレーが完成!

ルチーさん渾身の『パンジャブ風豆カレー 烏龍茶の香り』と『パンジャブ風バターチキンカレー 烏龍茶仕上げ』はコチラ。

どちらもムチャクチャウマそうだが、気になる味をルチーさんの家族にも試食してもらい、味を確かめてもらうことに。

 

■おばあちゃん、まさかの豆カレーおかわり

まずはおばあちゃんが豆カレーを試食。インドの家庭では年配になると肉食をやめ、ベジタリアンになる人も多いそうだ。

「いつもより色が濃くて美味しそうだし、豆の甘さがより出ているわね」と絶賛。あまりに美味しかったのか、この後おかわりもしていた。

 

■チキンカレーもワンランク上の味

次はアンシ君がチキンカレーを試食。

「いつもよりチキンの甘みが出ていてとても美味しいよ」と、烏龍茶を飲みつつ語っている。

息子さんの飲み方を見てちょっと変に感じるかもしれないが、これはインド式マナーのペットボトルに口をつけない“インド飲み”らしい。サントリーの烏龍茶ももちろん、この飲み方のようだ。

烏龍茶を使ったカレーは、おばあちゃんもアンシ君も大絶賛! 烏龍茶を入れることでいつもの味はそのままに、素材の味わいをさらに高めたことが高評価につながったようだ。

 

■お隣さんも烏龍茶入りのカレーを大絶賛

あまりに烏龍茶を使ったカレーが美味しかったのか、アンシ君がお隣さんを呼んできてくれたので、2人にも試してもらうことに。

やはり評価としては「鶏の臭みがなく素材の甘さが引き立ってとても美味しい」とコメントをもらった。カレーと一緒に飲むだけでなく、カレーに入れても美味しくなるとは…烏龍茶恐るべし。

 

■サントリーの『ウーロンチャイ』レシピの味は…

食後にサントリー烏龍茶のホームページにも記載されている『ウーロンチャイ』のレシピもルチーさんの家族に試してもらったが…

 

・チャイとしては色が薄いけど、とても美味しい。

・インドではスパイスを入れたマサラチャイよりも入れないチャイを飲むほうが多いが、スパイスの量もちょうど良く感じた。

・ブラックペッパーはマサラチャイにもあまり入れないが、かなりイケる! これにはインド人もビックリ。

・よりインドのチャイっぽくしたい場合は、牛乳の量を少なめにするといいかも。

 

と、いい感じの評価。

 

■カレーは水の代わりに烏龍茶!

インドでも烏龍茶はすんなりと受け入れられ、カレーとの相性も良く、さらにカレーに入れても激ウマという意外な事実も判明した。

ちなみにルチーさんいわく「私はスパイスも自分で調合するけど、烏龍茶は鶏や豆の美味しさを引き出してくれるから、市販のスパイスミックスを使っても美味しくできると思うわ」とのこと。

それならどんなカレーでも、水の代わりに烏龍茶を入れることでより美味しさを高められるハズ! 隠し味にこだわるよりもきっと簡単にワンランク上の美味しさになるので、バーベキューやキャンプでカレー作りをするときには、ぜひチャレンジしてみよう!

 

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部 提供/サントリー)