「花粉症ゼロ」って本当? 小池都知事が希望の党の公約を発表
4割近い人が悩んでいるスギ花粉症がゼロになるとすれば、朗報と言えるが…
6日、希望の党は、代表を務める小池百合子都知事が都内のホテルで会見を行い、衆院選に向けた公約を発表した。
公約は、消費税増税凍結やダイバーシティ社会の実現など9つの柱からなり、「原発ゼロ」「待機児童ゼロ」「ブラック企業ゼロ」など、「12のゼロ」をめざす。
その「ゼロ」の中のひとつが、とくにネットで注目を集めている。
■「花粉症ゼロ」って可能?
それは、「花粉症ゼロ」というもの。花粉症は、スギやブタクサ、イネ科植物など、さまざまな種類の花粉が原因で引き起こされるアレルギー症状だ。
日本では、とくにスギ花粉症のイメージが強い。実際にしらべぇ編集部が今年2月、全国20〜60代の男女1,363名を対象に実施した調査でも、およそ4割弱が花粉症に悩んでいることがわかる。
もし仮に花粉症ゼロが現実的だとすれば、「大票田」を獲得できる可能性もある。しかし、どのような対策ができるものなのだろうか。
■ネットでは懐疑的な声
公約に対する反応を見てみると、「花粉症ゼロ」はツイッタートレンドの上位にランクイン。「本当だったら投票しようか」という人がいる一方で、疑問の声も目立つ。
https://twitter.com/krmiu2a3h/status/916144860507258881
(-﹏-。)o0(花粉症ゼロって都民全ての鼻腔粘膜焼き去る方向ですかね…?
— ライスにゃん🐈(スーパー下僕セット (@rice_mof_mof) October 6, 2017
https://twitter.com/anlicca/status/916144820527128576
花粉症ゼロって…植物なくします!とか??花粉症治療の為に完治まで費用負担してくれるとか??もうSFかよ………
— きー(( ´_ゝ`) (@inaho0zakuuu) October 6, 2017
■5割がそもそも公約に期待せず
新党ということもあり、かなり攻めている印象がある希望の党の選挙公約だが、そもそも公約というものへの期待値はそれほど高くないのが現実だ。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,354名を対象に実施した調査では、「公約は実現されない」と答えた人が5割。「される」と答えた人は2割を下回った。
期待されていないものだとすれば、「実現性はさておき、目立つことを言ってしまう」という作戦は、話題化のためには有効なのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・盛山盛夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日/9月29日〜10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,363名/1,354名(有効回答数)
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