簡易型トイレ所持はわずか1割 災害対策はもはや他人ごとではない

(FluxFactory/iStock/thinkstock)
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トイレ博士佐藤満春です。

東日本大震災、熊本、鳥取、つい先日も福島で大きな地震がありました。震災の影響で、防災に対する国民の意識は高まったように思います。

しかし、ほんとうに万全でしょうか? 今一度、我々の生活を見直すタイミングかもしれません。


私がくわしい「トイレ」に絞ってお話ししましょう。大きな震災が起きると停電、断水、下水道の破損・破裂などによりトイレの使用が難しくなります。

避難所にもすぐには十分にトイレが設置されず、道端で用を足す人も増えてしまい不衛生となり、雑菌の温床となるケースも多かったそうです。


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■復旧までどのくらい?

東日本大震災のとき、仮設トイレが設置されるまで1週間~10日間かかったケースも多かったそうです。その間、多くの人が毎日生活し、便をすることを考えたら…大変なことになりますよね。

震災のとき、食の不安や心配をする人も多いです。同時に「排泄」に対するケアも必要になってきます。

避難所のご老人は、もしかしたら用を足したいけどなかなか言い出せない人、汚いところでできない人がいるかもしれません。

大きなストレスが心にさらなる負担をかける事実はあらためて確認したほうがいいかもしれません。

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■簡易型携帯トイレ所持率調査

そこで、最近震災グッズの中でも見直されている「簡易型携帯トイレ」を持っている人の割合をしらべぇ編集部が調査しました。

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ここまで震災に対する意識が高まる中、1割以下でした。

缶詰などの食料を準備している人はもっと多いはずです。しかし、排泄に関するケアはわずかです。

高速道路用や介護用など、用途が別の人もいらっしゃると思うので、震災のグッズとして簡易型携帯トイレを持っている人はもっと低い数字なのかもしれません。

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また、年収別に集計したところ、1,000万円以上の人で持っている割合が一番高かったです。

予想するに、「たくさん震災用のグッズを購入する中でトイレも買った人」の割合が多いのかもしれません。

国民の危機意識の中でトイレ、排泄は優先順位が決して高くないと推測できます。

簡易型携帯トイレは、いまやネットでも簡単に買えますし、気軽に買えるくらい値段もお求めやすいものもあります。

食と排泄は表裏一体です。是非、このタイミングで考えてみてはいかがでしょうか。

ではまたどこかのトイレでお会いしましょう。

ジャー。

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(文/どきどきキャンプ・佐藤満春

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Sirabee編集部

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