史上最強の柔道家といえば誰?1位は金メダルのあの人

Banannaanna/iStock/Thinkstock
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リオ・オリンピックの柔道がスタート。日本のお家芸だが、前回のロンドンで男子は史上初となる金メダルゼロに終わっており、今回はルーツ国としての威信をかけた戦いになる。


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■歴代最強の柔道家は?

これまで数多くの柔道家が登場し、様々な舞台で活躍してきた。そのなかで、もっとも強かった選手はいったい誰なのか。しらべぇ編集部が独自にピックアップした12人のうち、誰が最強だと思うか聞いてみた。

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結果、1位に輝いたのはロサンゼルス・オリンピック無差別級金メダリストで世界選手権優勝4回、全日本柔道選手権大会9連覇の山下泰裕で3割

2位は一本背負いを武器にバロセロナ・オリンピック71キロ級で金メダルを獲得した「平成の三四郎」こと古賀稔彦で10.5%。以下、現代表監督の井上康生、シドニー銀メダルの篠原信一と続く。

さらに15年間不敗の木村政彦、アテネ五輪金メダリストの鈴木桂治、バルセロナ銀メダリストで世界選手権4回優勝の小川直也の順に。今回オリンピックに出場する現役選手については、軒並み低い割合となった。

調査結果をみるかぎり、山下泰裕を支持する声が圧倒的であることがわかる。

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 ■40代以上から圧倒的支持

山下泰裕を支持する人を世代別にみてみよう。

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40代以上の支持率が5割を占めていることがわかる。山下といえば、1984年のロサンゼルス・オリンピックで右足を肉離れしながら決勝まで勝ち進み、見事に金メダルを獲得した姿が当時の人々に感動を与えた。

また、決勝の相手であるモハメド・ラシュワンが足を攻めなかったことも美談としてしばしば語られる。国民栄誉賞も受賞しているヒーローは、いまだに根強い人気を持っているようだ。

ちなみに20代、30代が最強と考える柔道家は篠原信一。こちらは、昨今のタレント活動による知名度向上が影響しているのかも。


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■柔道ファンに聞いてみた

柔道ファンや経験者に話を聞いてみた。

「わたしは木村政彦だと思います。国際大会にはでていないけど、15年間無敗ってそう簡単にできませんよ。youtubeなどで動画をみると、とにかく大外刈りのスピードが早いんです。


総合格闘技ルールであのエリオ・グレイシーの腕を折った腕固めも素晴らしい。アメリカでは「キムラロック」と言われてますしね。同じ熊本県の後輩山下泰裕も凄いけど、やっぱり木村じゃないですか」(40代男性)


篠原じゃないですか? 190センチの長身から繰りだされるパワフルな投げ技は、日本人随一だと思います。それだけに、シドニーの決勝で発生した『世紀の大誤審』が残念でなりません。あれは篠原の勝ちにしなければおかしい。


引退後はできればタレントではなく格闘家として活躍してほしかった」(30代男性)


山下以外考えられません。全日本柔道選手権大会9連覇という金字塔は破られないでしょう。あえて対抗馬をあげるなら同じ熊本の先輩木村政彦ですが、国際舞台の経験がないので…


レジェンドなら東京オリンピック金メダリストの岡野功も捨てがたい。とにかく、現代にも昔のような強さをみせる柔道家がでてきてほしい」(50代男性)


今回出場する選手たちは、偉大なる先輩と肩を並べることができるだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1344名(有効回答数)

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佐藤 俊治

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