都知事選・鳥越俊太郎氏が記者会見で出馬表明 「自発的出馬である」
保守も増田寛也氏と小池百合子氏の分裂しており、いずれも大混戦は避けられないだろう。
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が12日14時から都内ホテルで記者会見を行ない、東京都知事選への立候補を正式表明した。都知事選をめぐっては、現在まで出馬表明をしている主な候補は…
①元総務相の増田寛也氏
②小池百合子元防衛相
③元日弁連会長の宇都宮健児氏
他にもマック赤坂氏や、前・在日特権を許さない市民の会会長の桜井誠氏なども立候補を表明している。
■参院選の得票から見ると…
なお、10日に行なわれた参院選の選挙区得票数を足し上げると、自公の合計得票数は2,300,157万票。民進・共産の得票数は2,297,111万票と僅差だ。
この基礎票が候補者たちに流れた場合、約230万票を小池氏と増田氏でわけあうことに。野党からの出馬が鳥越氏ひとりの場合には、220万票に達することとなる。
■鳥越氏が正式に出馬を表明
昨日の夕方に出馬を決意したという鳥越氏は冒頭で、「3つの柱を中心に話す」として会見を開始。抜粋して紹介すると…
・税金について
猪瀬氏・舛添氏は「政治とカネ」問題で任期をまっとうできず、都民は大きな混乱に陥った。舛添氏による「政治資金の不正使用疑惑」などで絶望している都民が多い中、それでも参院選の投票率は上がらず投票という「権利」を行使しない人があまりに多い。
納税者意識という概念が希薄になっている現在、税金をどのように使うかという根深い問題を胸に受け「血税意識」をもって改革をしていきたい。
・オリンピックについて
東京都の予算6兆6千億円のうち、税収は4兆円ほど。大きなチャンスがあり輝かしい可能性を都は秘めている。
4年後の開催にむけて全力をあげてあたりたい任務だが、それ以前に待機児童問題・貧困率・就学支援制度など、日本全体が直面している問題に、まずは予算を使用したい。
・今回の参院選について
今回の参院選の開票状況をみて戦後70年経過する日本の「時代の変化」をもろに感じている。
戦争を知る最後の世代として、憲法改正が射程に入ってきているなか「国政の問題」ではなく、首都・東京が大いに関係がある。こうした問題を都民に訴えていきたい。
■ツイッターでは不安視の声が…
鳥越氏の出馬についてネット上では…
石田純一 out 鳥越俊太郎 in ってなんやねんwwww
— でゅらはん(モデルナ猫) (@Dullahan) July 11, 2016
頭スッカラカンの石田純一が都知事選に出るなんて悪夢だと思ったけど、頭の中真っ赤っかな鳥越俊太郎が都知事選に出るのも悪夢だ、、、
— マサお (@masssa_o) July 12, 2016
また、Yahooリアルタイム検索を見ると、39%が不安視をしているというデータも。
■自発的出馬であることを訴える
鳥越氏は会見の途中、民進党からの打診を受けての出馬ではなく、あくまで今回「自発的出馬である」と一環して訴え、テレビのアンカーとして47年報道の現場にいた者として残りの人生を誠心誠意捧げていきたいと説明。
宇都宮健児氏が出馬を取りやめない場合は、革新は分裂選挙が決定的となる。保守も増田寛也氏と小池百合子氏の分裂しており、いずれも大混戦は避けられないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子)